2023

この文章は、2023シーズンから野球(NPB)を見始めた一端の人間がいわゆる「推し」を決めるまでの経緯を説明したものです。

3000字ほどありまとまりを欠いている点、ご容赦ください。

 

 

はじまり

ちょうど去年の今頃、実家に帰省していた私は何となくWBCを観ていた。日本の優勝まで見届けた後、野球を継続的に観るようになって一年が経とうとしている。

 

一年前までの自分の中での野球選手のイメージはステレオタイプ的なもので、昭和的なイメージを多く含んでいた。父が野球を熱心に観ている環境で育ったが、その世代れているような選手像を無意識のうちに内面化してしまっていたのかもしれない。
私自身、運動が大の苦手なのもあり体育会系的な集団に忌避感が強く、スポーツ選手全般に対して前時代的なイメージをもっていた。その一方で、スポーツが割と盛んな大学にいて、学問的にスポーツに関連するところを少しかじった時期でもあり、自分のスポーツへの漠然とした嫌悪感が和らいできたタイミングでもあった。

 

そしてWBCをきっかけに自分と同世代の選手について知っていく過程で、それまでのステレオタイプ的な偏見が少しずつ解消されていった。そこから何となく「レギュラーシーズンも追ってみようかな〜」という気持ちになり、試合を観るようになった。

 

最初のうちはそれこそWBCに出ていた選手を中心に観てはいたが、次第に楽天を中心に観るようになっていった。
理由としてはやはり自分の地元の球団というところが大きい。子供の頃に何回か球場に観に行ったことがあったり、そもそも住んでいるだけで地方ニュースで漠然と情報が入ってくる環境だったり。
観始めた頃は知っている選手が本当にいなくて、マーくん則本銀次くらいしか知らなかった。岩隈とか野村監督のボヤき辺りの時代で印象が止まっていたまである。あとは震災の辺りの嶋のスピーチとか。

ここから日々様々な選手について知ったり野球のルールについて理解したりしていった。

 

5月、6月

5/28

今でも思い出せる一番最初の印象的な試合は、5月末の荘司が9回まで投げた試合だ。画面越しなのに熱気とか迫力が伝わってきていた。

この辺りから個人的に新年度の忙しさが落ち着いてきたというのもあって、熱量が上がってきていた時期だったと思う。

6/8

2023シーズンを振り返ったときに一番に来る試合。小郷が号泣しているところを見て、彼のことをめちゃくちゃ応援したくなった。あと酒居や太田が支えてるのとか、岡島が「飯行くぞ!」って言ってるのとか、チームっていいなぁ、自分は経験したことがないものだから憧れるなぁと思った。

この辺りからまた一段と熱量を持って見るようになった。

7月にかけて(ここらへんから大事!)

恐らく裕季也のことを意識して(?)観るようになったのもこの辺りからだと記憶している。小郷とのエピソードもあるし、ちょうど応援歌が作られた時期でもあり、特に気にせずとも自然と注目がいくような時期だったかなとは思う。

 

くわえて、そもそもの興味としてトレードで来たという選手に注目していたというのもあった。
環境を変えれば人の可能性を変えられる、環境を変えれば必要とされる、トレードという制度を当初からかなり好意的に捉えていた。


自分のログを辿ると6月頃から彼についての言及がちょくちょくあり、本格的に好きになるのも時間の問題だったのかもしれないと今振り返ると思う。

 

7/7(特異点

この日は試合は後半からリアルタイムで視聴していた。

ヒーローインタビューでのいい意味で肩肘張ってない感じとか、子供の頭ぐるぐるしてるのとか見て意外性を感じていたし、(子供の扱いがいい人っていいよね、という漠然とした気持ち)、そもそも移籍後初お立ち台なのか!よかったなあ泣 と思ったりしていた気がする。

 

そしてこの後の試合後のリアルがかなり大事で!!!(太字)

 

youtu.be

私にとってはこの動画があったからこその今。

毎日何となくは観てたのでこの日も何となく観たら、ヒーローインタビューのときに変わりかけてきた印象が更に変わり、一段と彼の性格に興味を惹かれた。

それまでは

・チームの雰囲気作りにも一役買ってる、雑な括りで言えば陽キャ(怖い)

・大学キャプテンだったらしいし横浜のときめちゃくちゃ金髪してるし、オラオラしてそう(怖い)

陰キャ・女子校育ちなので陽キャの男が怖い。

・イケメンって言われすぎてもはやうんざりしていそう

というような認識だったのが、(あれ思ってたのと違う人っぽいな?!?)となった記憶がある。

どうでもいいけど髪色派手で結果出てないと髪色ガーって言う人出てくるの嫌だよね。そういうこと言うのは高校教師までで終わりだろ。

 

閑話休題、当時の自分のツイートで当時思ったことを振り返るとこんな感じ。

>ゆきや結構な陽キャだと思ってたら案外そうでもないなというのが今さっき動画を見た感想です

>ちょっと照れ隠しな感じもあってかわいいなというのと移籍してきてよかったなという気持ちで色々思って感情移入しちゃった

 

「ギャップを好きになる」とはまさにこれですね。

そこから昔の記事を探したりしてしまって(オタク気質あるあるの情報収集癖発動)、直観を確信していった。

www.tokyo-sports.co.jp

 

この記事とか特に印象的だったな。

その人の性格に対する認識(=前提)が変わると、その人の行動に対する捉え方もガラッと変わるもので。

(他者の言動に対する解釈などあまり言語化するものではないとも思うが)、自分の言動に対して客観視が強そうだなあという印象。だから繊細なところがありそうだし、周りのことも見えてるんだな~と思った。

そのあと、小郷が「大学のときに普通の伊藤とキャプテンの伊藤がいた」と話すのを聞いて自分の中でかなり納得感があった。(そのあとラジオで辰己も同じようなこと言ってたし)

 

あとはベンチで楽しそうな姿が多く見られるのも好き。試合の結果はもちろんだが、バッティングの調子なんかも個人が完全にはコントロールできないものだと思っているので(誰しも頑張ってもうまくいかないときはある)、それら以外で楽しみが見出せるとより一層応援する楽しみが増えるな、追う甲斐があるなと魅力を感じる。

 

7月末にかけてはちょうど記事もいくつか出たりしていて、リアルタイムでの情報が得られたのもよかった。

 

「忘れられない試合になりました」楽天・伊藤裕季也が語る前半戦ベストシーンは盟友・小郷裕哉の涙 | 文春オンライン

 

これとか特に。7/7の動画で短冊に書いてた「スーパーヒーローになりたい」ってこれじゃん!って思って感動した。

 

まとめ

以上のような経緯で、私は彼が楽天に来て良かったと心の底から思えるような活躍をしてほしい!!!と日ごとに強く思うようになり、応援するに至った。

やはり大学時やルーキーイヤーの話を聞く限り、主人公適正やスター性があるタイプのように見受けられるので、いつか見せてくれ~!ってなる。あと別に彼に限った話じゃないけど、結果が全てではない価値観もある中で結果ばかりが求められる世界に生きてる人たちだからこそ、苦しんだ分だけ結果が出るといいなと思ってしまう。

 

 

もうすぐ2024シーズンが始まる。

楽天で前球団の分までたくさん輝いて、いっぱい楽天ポイント貰って笑、記憶にも記録(もうエスコンのやつあるけど)にも残る選手になってほしいな。

 

 

 

 

 

 

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【おまけ】2023観戦記録

ここからは個人的な2023シーズンの観戦記録になります

8/15

8/15 初観戦 
ほんとは8月に楽パ行きたかったんだけど諸事情で行けなくなった

3塁打おめでとうの酒
脱水になりかけなのでアルコールのまわりが早い(気を付けましょう)

最初の現地が勝ち試合でよかった
小郷のことさらに好きになっちゃうよ…

8/17

8/17 暇すぎてまた来た
先発が左だからワンチャンスタメンかなと思っていた気がする

スタメンじゃなかったです。

ショート裕季也を見てから死ねるなんて
ショートやってたことしか思い出せない

9/27

9/27 また来た

おごゆきキャチボ...
この日の試合について全く覚えていない 負けたのは覚えてる

10/7

10/7 弾丸で仙台に

覇権フード
思った以上に美味しかった!

引き分け
一番遅い夜行バス取ってたのにギリギリだったな

 

以上